◆「音楽劇 一人で演じる走れメロス」◆
「人が人を信じる事」とは一体どういうことなのか… 太宰の葛藤は、メロスの葛藤。

不朽の友情物語として様々な形で語られる事が多い、走れメロス。
いやはや確かにその通り。
しかし、その原作をちゃんと読んだことはありますか?

人間というものはどういうものか。
この作品の着想には、熱海で太宰自身が金に困り友人を人質にし、
借金の為に井伏鱒二の元へ走った実際の出来事が関係していると言われています。
(…結局、太宰の場合は戻ってこなかったのですが…)
その経験を元に、太宰は繰り返していた自殺心中未遂やその他の体験など、
自身の人間としての弱さ、罪の意識、葛藤をこの作品に詰め込んで書き上げました。

老爺の話を聞いた途端、頭に血が上り、一時の感情で王の暗殺を企てるメロス。
王に死ぬ覚悟は出来ている、と威勢良く見得を切りながらも、

妹を思い出してそれを翻すメロス。
約束のため、何も知らない親友のセリヌンティウスを

自分の身代わりに突然差し出すメロス。
自分で自分の事を勇者だ、立派な人間だと言いながら、平気で寝坊をするメロス。
しまいには猛烈な自己弁護を繰り返しながら、揺らぎ、諦めかけるメロス…
落ち着いて原作を読んだなら、メロス、お前はなんという酷い奴!
しかし、それでもこのメロスという男は魅力的なのが面白いところです。

そんな原作に忠実に、しかし理屈じゃなくて体当たりで挑むのが本作、

「一人で演じる走れメロス」。
とにかく、走る! 走る! 走る!
メロスはやっぱり考えるより走らなければいけません。
死ぬほど走るうちに、メロスの気持ちも、太宰の葛藤も、
全部まとめて乗り越えて「何か大きく恐ろしいもの」が見えてくると思うのです。

人が人を信じるということ、果たしてそれは本当に可能なのか。
「信じる」、その言葉を発した瞬間から、裏切りは始まっているのではないのだろうか?
そんな事を問いかける太宰の声に、バカ正直に正面から応えてみようと思います。
是非、僕と一緒に走りましょう!

 

「一人で演じる走れメロス」公演動画より一場面『王との会話~俺には愛する妹が』

音楽劇「一人で演じる走れメロス」公演パンフレット
2016メロスパンフ.compressed.pdf
PDFファイル 4.4 MB

「一人で演じる走れメロス」全編公演動画

 

<ステージ構成例>
・演奏者紹介「クラシック・ミニコンサート」(5分)
・作品解説朗読劇「リーディング太宰治」(25分)
・声のワークショップ「叫べ!青春の主張」(10分)
・休憩(10分)
・音楽劇「一人で演じる走れメロス」(40分)
<計90分>

詳細条件 <基本5名編成(役者1、演奏者2、スタッフ2)>
原作    太宰治
構成・出演 杜川リンタロウ
作曲・編曲 小塚憲二
演奏    つつみあつき(クラリネット)/ 伊藤真理子(ピアノ)
上演時間  本編40分

      ※通常はより深く理解するためのリーディング作品等を併演し90分構成
仕込み時間 2時間より
      (前日など時間を戴ければ、文化祭など当日転換がある条件でも可能です)
上演時期  通年
対象年齢  中学生~
会場    ホール、体育館、公民館、野外でも可
上演料   規模により異なる。応相談。
    例)学校公演等の目安→人数×864円
      ホール等企画公演→30万円以上
      ※通常の上演料は、15~30万円が理想です

      ※少人数の場合はピアノ奏者を省き自動伴奏にし予算を抑える事も可能です

       さらに照明の操作などお手伝い願えれば予算6万~7万程度からの公演も可

 

 予算が40万円を超える場合、演奏者5人でのより音楽性を高めた編成もご提案できます。
 また逆に予算が少なく観客数も少人数の催しの場合は、
 自動伴奏によりクラリネットのみ生演奏の2人編成からのご提案も可能です。
 その場合、照明音響等の簡易操作を主催者側でお願いすることになります。

 その分上演料はかなりの低額より可能ですので、別途ご相談下さい。

 

公演実績(2009年初演、順不同、敬称略)
 愛知県芸術劇場、大高緑地アートフォーラム、WEST DARTS CLUB、
 名東区よもぎコミュニティセンター、愛西市八開中学校、
 東浦町森岡子ども会、武豊町富貴中学校、春日井市高森台中学校、

 名古屋市黄金中学校、瀬戸市本山中学校、名古屋市緑児童館、
 岐阜スマイルパーク、たまごや、パルティせと、

 石川県珠洲市全中学校巡演、福井県坂井市丸岡南中学校、

 石川県能登町松波中学校、宮城県なとり子ども劇場、蒲郡おやこ劇場、

 富山県高岡市牧野中学校、西尾おやこ劇場、富山市山田中学校、箕面おやこ劇場、

 福島おやこ劇場、稲沢おやこ劇場、高岡市国吉中学校、緑区鳴子台中学校、

 高岡市南星中学校、こんごうおやこ劇場、石川県能美市寺井中学校、
 豊明おやこ劇場、しんしろ子ども劇場、滝川おやこ劇場,岩見沢おやこ劇場、

 苫小牧西おやこ劇場、室蘭おやこ劇場、函館おやこ劇場、
 富山県入善町立入善西中学校、高岡市立伏木中学校、小牧市あさひホール(JA)、

 多治見おやこ劇場、刈谷・知立・安城おやこ劇場、福井県東十郷小学校、

 愛西市永和中学校、土岐おやこ劇場、鳥取おやこ劇場、高岡市志貴野中学校、

 高蔵寺中日文化センター、小矢部市中学校合同鑑賞会、福井県永平寺町小学校、

 設楽町中学校合同鑑賞会、富山県入善町中学校、高岡市伏木中学校、

 他。(順不同、敬称略、2017年度確定済み含む)

 

つつみあつき(クラリネット)
 オーストリア国立ウィーン舞台芸術大学演奏学科
 クラリネットシュミーデル教授クラスに留学。
 同音楽大学教授会全会一致最優秀ディプロマ賞を受賞。
 ウィーン・ライモンド歌劇場首席奏者、
 リゲティ木管五重奏団メンバーとして活躍の後、帰国。
 ウィーンフィル日本公演(歌劇「ヴォツェック」アバド指揮)に賛助出演。
 NHKFM「フレッシュコンサート」「名曲リサイタル」全国放送に出演。
 名古屋市民芸術祭2000参加にてリサイタルを開催。
 モック木管五重奏団代表。JWE楽長。
 小松孝文教授、シュミーデル教授、エールベルガー教授(室内楽)の各氏に師事。
 日本演奏連盟会員。ムジカセラミカ振興会演奏者会員。
 2005年6月9日、名古屋国際室内楽フェスティヴァル、
 7月23日、国際クラリネットフェスティヴァルに出演。
 パトリコラ社製クラリネットを使用。

伊藤 真理子(ピアノ)
 愛知県立芸術大学音楽学部器楽科ピアノ専攻卒業、
 東京コンセルヴァトワール尚美ディプロマコース修了、音楽研究室員を務める。
 国際芸術連盟新人推薦オーディション合格のほか、
 ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスター達とピアノトリオ共演、
 日仏音楽協会フランス音楽コンクール第3位、
 併せてフランス総領事賞、関西ピアノ音楽専門学校賞、日仏学館賞などを受賞、
 21世紀ピアノコンクール第3位など。
 これまでに、太田由美子、百瀬雅恵、大堀敦子、水野紀子、窪田 隆の各氏に師事。
 現在、独奏、伴奏、室内楽など幅広く演奏活動を行っている。
 ヘッセントリオ、アンサンブルノービレ、Fantasy、吟遊詞人、各メンバー。
 名古屋商科大学・光陵女子短期大学シンフォニックアンサンブル伴奏ピアニスト。

小塚憲二(作・編曲家)
 「ショウ・ボート」「ビッグ」等、
 名古屋市文化振興事業団主催の舞台作品の編曲を毎年のように務める。
 その他、今までに数千曲の作・編曲を行なっている。